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審査員の心をつかむシンガーは?バンタン生限定オーディション「覚醒前夜」二次審査に密着

2026/10/20 (TUE)

1. 30人が歌う、4つの課題曲
アーティストを志すメンバーは、課題曲を与えられたとき、それをいかにして表現するのか。そして審査員たちは、何を評価しているのか。
バンタンメンバー限定のオーディション「覚醒前夜」は、世界的プロデューサーのTeddyLoidさんからの楽曲提供と、その楽曲でNIGHT HIKEのステージを目指すプロジェクト。

9月22日に行われた二次審査に密着しました。

二次審査にのぞんだのは、30人です。審査員は、音楽プロデューサー・TeddyLoidさん、コントユニット「パップコーン」芦沢ムネトさん、「NIGHT HIKE」を主催するTRIBALCON.石井祐貴さん。さらに一次審査を担当したACE CHiCOさん、バンタンマーケティング部のスタッフも加わりました。
課題曲は、Ado「踊」、Daoko「もしも僕らがGAMEの主役で」、香取慎吾「Prologue」、ゆず「GET BACK」の4曲。メンバーは1曲を選んで歌い、その場で講評や質問を受けます。

2. 「歌が楽しくない時期もありました」
専門部1年次・久野さんは、一次審査ではバラード調の曲を歌い、二次審査ではあえて明るくポップな「踊」を選びました。TeddyLoidさんからは「こうパフォーマンスしたいという意思があって、それを出そうとしているのが伝わる。もう少し力が抜けたらより良くなる」と講評を受けました。

本人も「喉には力が入っていなかったけれど、最初の数十秒は体が固まってしまった」と振り返ります。
久野さん「オーディションではあるけど、人前で歌うことに変わりはありません。聴いてくださった人が楽しいと思ってくれたなら、それがいちばん正しい反応をいただけたことになるんじゃないかなと思います」と落ち着いて分析。
応募の理由を聞くと、こう答えました。

久野さん「オーディションのためだけに歌う日々が2、3年続いて、歌が楽しくないと思ってしまう時期もありました。グランプリを獲ると、TeddyLoidさんが曲を作ってくださるので、音楽に向き合う過程でアーティストとしての“自分らしさ”が見つかるんじゃないかなと思ったんです」

3. 6人6通りの「踊」
久野さんのほかにも、Ado「踊」を選んだメンバーがいます。
高等部1年次・赤池さんは、TeddyLoidさんから「表情と表現が豊かで、演劇を見ているようだった」と評されました。

「出だしで遅れてしまったんです」と大粒の涙をこぼしつつ、「音楽が好きな自分のこれからに、絶対に生かせる日だと思います」と話し、涙をぬぐいながら呼吸を整えました。

専門部1年次・佐藤さんは、キーを6つ下げ、ところどころに「がなり」を入れたり、原曲では伸ばしていないところを伸ばしたりとアレンジを加えました。TeddyLoidさんからは「ちゃんと自分の歌にできている。どんな曲を歌っても自分のものにできる」と評されました。

小学校高学年からボイストレーニングに通い、一度歌うことから離れ、高校3年生で再び通い始めました。今目指しているのは、「歌ってみた」をメインに活動する歌い手です。応募したのは「有名になりたいです。それに、TeddyLoidさんの曲がとても好きなので、良い経験になると思いました」

専門部1年次・ソウさんは、「踊」にビートボックスを取り入れ、TeddyLoidさんから褒められたといいます。
ソウさん「自分の歌唱には、自信を持っています。チャンスをいただけたらどこでも歌いたいです!」

動画審査とオンラインでの質疑応答に参加したメンバーにも、「踊」を選んだ2人がいます。

大阪校 高等部1年次・川上さんは、「めちゃくちゃうまい。力を入れていなくても声が出ている」と評価されました。「小さい頃から歌手を目指してきました。これからも全力で、本気で頑張りたいと思います」。
すでにシンガーソングライターとして活動する東京校 専門部1年次・佐久間さんは、「どう見せるかがわかっていて、もうでき上がっている」と評されました。

4. 顔見知りの仲間と戦う
高等部1年次・冨岡さんは、入学前からオーディションに興味があったといいます。
冨岡さん「自分が挑戦したらどこまで行けるかなという実力試しでもありました。顔見知りの仲間たちと戦うので、緊張しました」
Daoko「もしも僕らがGAMEの主役で」を歌い、審査員からは「明るい声だね」と言われる一方、「サビとの変化や抑揚があれば、もっと良かった」という指摘も受けました。

同じく高等部1年次・仁科さんは、ゆず「GET BACK」を原曲からキーを3つ上げて歌い、TeddyLoidさんから「すごく気持ちよく、楽しそうに歌っていて、声も芯があってとても良かった」と評されました。

一次審査で「低音が少し苦手」と指摘されてから低音パートを重点的に練習し、「1文字1文字、歌詞が聞こえるように歌いました」
仁科さん「歌とダンスに関わる活動をしていきたいです。最終的には1人しか受かりませんが、自分の夢にちょっとでも近づけるように挑戦しました」

専門部1年次・トレザノさんは、ライブハウスにも出演するなど実践経験があるアーティスト。ジウリアさん「ステージに立つことが大好きで、その一心で応募しました。もっと広い、大きいステージで、多くの人に自分の音楽を届けられたら」とコメント。

5. 「それぞれが抱えているものが音に乗る」
すべての歌唱が終わると、審査員同士の話し合いへ。それぞれに推すメンバーが異なり、「ここからさらに絞るのは難しいですね」といった意見もあがりました。
話し合いを終えた3人の審査員は、次のように総評しました。

TeddyLoidさん「全体にすごくレベルが高く、皆さん個性も、自分の表現したいものも持っている方々ばかりで、選ぶのにすごく苦労しました。どんな曲を書こうかなと、いろんなアイデアが思い浮かびます」

石井さん「実際にステージに立った様子をイメージしながら見させていただきました。緊張しながらも工夫して、全力を出そうという意気込みを皆さんから感じることができました」

芦沢さん「自分のひと言で相手の人生を左右しちゃうかもしれないと思うと、すごく緊張しました。同じ曲でも歌う人によって解釈が違い、それぞれが抱えているものが音に乗るんだなと感じました。今回縁がなかった人にも、チャンスは無限にあると思います」

最終審査では、指定課題曲に加えて自由曲と特技を披露する時間が設けられる予定です。

【PROFILE】
TeddyLoidさん
ミュージックプロデューサー、DJアーティスト。18歳でMIYAVIのDJ・サウンドプロデューサーに抜擢され、13カ国を巡るワールドツアーでキャリアをスタート。アニメ『Panty & Stocking with Garterbelt』の音楽や、Ado「踊」「唱」のプロデュースなど、アニメ、ゲーム、CMと幅広いジャンルで活躍。国内外のフェスにも多数出演している。
https://www.teddyloid.com/

芦沢ムネトさん
コントユニット「パップコーン」(ワタナベエンターテインメント所属)のメンバーで、ネタの脚本・構成を担当。TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」に「あしざわ教頭」として出演するほか、舞台の脚本・演出、音楽フェスのMCなど幅広く活動している。
X:https://x.com/ashizawamuneto

石井祐貴さん
株式会社TRIBALCON.
ネットカルチャーから生まれた音楽・イラスト・映像が一堂に会するミュージックアートフェス「NIGHT HIKE」を手がける。
NIGHT HIKE https://nighthike.net/ X:https://x.com/night_hike_info
TRIBALCON. https://tribalcon.co.jp/
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